2008年9月16日以来の1年満期人民元建て預金・貸出基準金利の変化
中国人民銀行(中央銀行)は22日、2008年12月23日より金融機関の1年満期の人民元建て預金・貸出基準金利を0.27ポイント引き下げると発表した。その他の期間や等級の貸付基準金利にも相応の調整が行われる。中央銀行の再貸付、再割引金利も同時に引き下げられる。
また、2008年12月25日より、金融機関の人民元預金準備金率は0.5ポイント引き下げられる。
中国人民銀行は、今回の金利引下げと預金準備金率の引き下げは、中央政府の「ゆとりある通貨政策」をより一層強化するためであるとしている。
中国人民銀行の預金・貸出基準金利引き下げの発表は9月15日以降5回目で、預金準備金率の引き下げは9月15日以来4回目。
中国財政部財政科学研究所金融研究室の趙全厚主任は、第4四半期に相次いで公表された経済指標が悪化しつつあることは中央銀行が追加利下げに踏み切った重要な原因だと分析している。
金融機関人民元建て預金・貸出基準金利調整表
|
|
|
単位:%
|
|
調整前利率
|
調整後利率
|
一、住民、企業預金
|
|
|
(一)普通預金
|
0.36
|
0.36
|
(二)定期預金
|
|
|
三カ月
|
1.98
|
1.71
|
六カ月
|
2.25
|
1.98
|
一 年
|
2.52
|
2.25
|
二 年
|
3.06
|
2.79
|
三 年
|
3.60
|
3.33
|
五 年
|
3.87
|
3.60
|
二、各種貸出
|
|
|
六カ月
|
5.04
|
4.86
|
一 年
|
5.58
|
5.31
|
一~三年
|
5.67
|
5.40
|
三~五年
|
5.94
|
5.76
|
五年以上
|
6.12
|
5.94
|
三、個人住宅積立金貸出
|
|
|
五年以下
(五年を含む)
|
3.51
|
3.33
|
五年以上
|
4.05
|
3.87
|
|
|