国家品質監督検査検疫総局(質検当局)は23日、浙江省検査検疫局が米国産大豆5万7000トンを検査した際、青色の種子粉衣剤の混入した大豆を検出したと発表した。これらからは農薬成分のメタラキシル、フルジオキソニル、チアメトキサムが検出された。
種子粉衣剤は播種、苗の段階で病虫害を防ぐのに用いられる。通常は誤って口にしないよう、赤、青、緑などの色がつけられている。米国産大豆から種子粉衣剤が繰り返し検出されていることは、大豆輸出時の米国の品質安全管理システムに深刻な問題があることを示すものである。
消費者の健康を守るため、浙江省検査検疫局は輸入業者に対し、種子粉衣剤混入大豆を取り除き、その後も厳格な監督・管理を行うよう指示した。質検当局はすでに米側に情報を伝え、効果的な措置を適切に講じ、中国への大豆輸出の全過程への監督・管理を強化するよう再度促した。
質検総局はまた、輸出入検査検疫機関に対し、米国産大豆に90日間の危険早期警戒措置を講じ、米国産大豆への検査・検疫を強化し、厳格に業務手順に沿って輸入検査とそれに続く監督・管理を行い、感染症や有害・有毒物質の国内流入を阻止し、消費者の安全を確保するよう指示した。「人民網日本語版」2008年12月24日 |