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ある米国人が見続けてきた中国の30年
発信時間: 2008-12-26 | チャイナネット

『中国を変えた男―江沢民』を2005年に出版した米国人のロバート・ロレンス・クーン氏は、最近『中国の30年―人類社会の偉大な変遷』を完成させた。クーン氏は西洋人の視点から中国の改革開放30年の巨大な変化を振り返っており、この30年の異なった段階や社会の変化について深く回顧し、この30年の中国の過程を国際政治、経済、社会という大きな背景の下で慎重に比較している。

北京を訪れたクーン氏は、「この本は1つのプラットフォームで、中国の改革者の話と経験を読者に伝えている。西洋人の目線で客観的に中国の改革開放30年の変化を記録するのは決して容易なことではない。そのためにこの本を書くにあたっては多くの挑戦に直面した」と話す。

脳科学の専門家だったクーン氏は、現在、シティグループ・グローバル投資銀行高級顧問。1980年代には中国の金融、文化、教育など、多くの分野の主管部門の協力で、改革開放のプロセスを注意深く見守ってきた。

この本を書くために、数年をかけて約20の省の40余りの都市に赴き、改革開放の経験者や地方の建設者を取材した。その中には政府の幹部や業界のリーダー、ビジネスマン、芸術家、専門家、学者など、様々な分野の代表人物も含まれている。

多くの独占取材と改革開放関連の文献が添えられた著作は、生き生きとして読み応えがあり、資料としての価値も高い。また取材時にカメラで撮影した過程や対象も掲載されており、1人の米国人による中国の印象が文章と写真で構成されている。

中国語版の『中国の30年』は上海人民出版社から出版されており、来年2月には英語版も世界で出版されることが決まっている。

「チャイナネット」2008年12月26日

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