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中央農村会議が開催 2009年農業・農村作業を手配
発信時間: 2008-12-29 | チャイナネット

中央農村会議が27日と28日に北京で開催され、中国共産党中央政治局委員で国務院副総理の回良玉氏(中央)が中央農村会議でスピーチを行った。

中央農村会議でスピーチを行う回良玉国務院副総理(中央)

中央農村会議が27日と28日に北京で開催され、2008年の農業・農村作業の総括や、当面の状況分析、農業の安定的発展、農民の持続的な増収促進に関する政策や措施が討議され、2009年の作業の手配が行われた。

会議では、『中国共産党中央・国務院の2009年の農業の安定的発展、農民の持続的増収に関するいくつの意見(討論稿)』を検討。中国共産党中央政治局委員で国務院副総理の回良玉氏がスピーチを行った。

会議では、2008年は普通ではない1年で、党中央、国務院の強力な指導のもと、南部の雪の被害や四川大震災の対策での勝利、世界金融危機と農産物市場の急激な変動に対する積極的な対応、食品の品質安全問題や農業生産財価格の上昇が緩和されたと指摘した。

また2008年の農業生産は非凡な成果を挙げ、全国の食糧総生産量は史上最高の5億トン。食糧総生産量はこの40年で初めて5年連続で増加した。また農民1人当たりの純収入も実質約8%増の4700元と予想されており、農民収入の増幅率が5年連続で6%を上回るのはこの20年で初めてだ。農村の公共事業も急速な発展を遂げ、農村改革も絶えず進化している。

会議では、国内需要拡大で最大の潜在力は農村にあり、経済の安定的かつ比較的速い成長を実現するために農業の発展はとても重要で、民生の保障・改善においても、その重点と難点は農民にある。

2009年は新中国建国60周年にあたり、「三農(農業、農村、農民)」の作業をうまく行い、農業と農村の望ましい発展の趨勢を維持するのは、経済と社会の発展を安定させるためには重要な意義があると強調された。

来年の中央の作業方針は、農業の安定的発展と、農民の持続的な増収促進と決定された。作業の重点は次の通り。

1、農業の基礎を強化し、農業生産の安定化を図る。

2、総合的措置をとり、農民の増収を促進する。

3、公共事業を発展させ、農村における民生の改善に取り組む。

4、農村改革を深化させ、発展の活力を増進する。

「チャイナネット」2008年12月29日

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