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中国で、外資系銀行の「農村参入」ラッシュ
発信時間: 2009-01-06 | チャイナネット

 シティバンク(中国)有限公司初の農村向け融資会社がこのほど開業した。外資銀行が中国に融資会社という形で新会社を設立するのは、今回が初めて。外資銀行の「農村参入ラッシュ」は止まらず、農村金融市場参入に対する彼らの自信は少しも揺るがない模様だ。

 時機を捉えた外資銀行による農村金融市場への参入は、中国金融界を彩る鮮やかな光景となっている。HSBC(香港上海銀行)は2007年12月13日、湖北省随州市に村鎮銀行(農村部に設立される、農民、農業、農村経済の発展のために金融サービスを提供する銀行)を開業、外資銀行による農村市場参入の序幕が切って落とされた。HSBCはその後も、重慶市大足と福建省永安市に村鎮銀行2行を次々と設立、北京市密雲県や広東省江門市恩平村でも設立準備を進めている。このほか、スタンダードチャータード銀行は内モンゴル自治区フフホト市ホリンゴル(和林格爾)県に村鎮銀行1行を設立した。このような状況のもと、シティバンクなどその他の外資銀行各行も遅れを取るまいと、先を争うように農村へ参入した。

 統計データによると、2007年末の時点で、金融機関ネットワークが0軒の郷鎮(中国における県級市の末端自治区、総数は6万)は2686カ所、1軒のみは8901カ所、2軒は約1万2千カ所。大まかに計算すると、約5分の1から4分の1の郷鎮では、金融サービスは不十分な状況で、これら地域のほとんどが中西部地区に集中している。

 「人民網日本語版」2009年01月05日

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