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北京五輪の最終決算、今年上半期に発表へ
発信時間: 2009-01-12 | チャイナネット

 北京五輪の最終決算が今年上半期に発表される見通しだ。「北京青年報」が伝えた。

 北京市副市長で、北京オリンピック組織委員会の劉敬民・執行副主席は10日、五輪の各種費用については未だ監査が始まっていないため、決算の発表はまもなく開幕する北京人民代表大会と政治協商会議に間に合わず、3月の全国人民代表大会と全国政治協商会議でも報告できないが、今年上半期には発表する見通しであることを表明した。

 五輪招致時の予算案では、支出を16億900万ドル、収入を16億2500万ドル、利益を約1600万ドルと見込んでいたが、その後、安全保障面への投入増加や人民元レートの変動を受け、2回目の予算案では支出が20億ドル余りに調整された。こういった状況に対し、北京オリンピック組織委員会は、「北京五輪の運営費用はアテネ五輪の24億ドルを下回り、さらには少しでも利益を出すという目標を実現する」と再三表明。

 メディアでは、北京五輪の費用の中で競技会場建設の投資総額は130億元に抑えられ、この一部の投資は過去5年の北京のGDPを1.3%けん引する役割を果たしたと報道している。五輪の総合設備を確保し、交通ネットワークを拡張するため、環境保護方面に新たに追加した都市建設事業は約1349億元にのぼり、五輪のために先行させた都市建設投資はさらに2800億元近くにもなるという。

 「人民網日本語版」2009年1月12日

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