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淘宝網、年間取引額が1000億元に迫る
発信時間: 2009-01-14 | チャイナネット

 アジア最大のオンラインショッピングサイト「淘宝網」(taobao.com)は13日、2008年の年間取引額が999億6千万元に達し、中国最大の総合ショップになったと発表した。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。

 統計によると、淘宝網の年間取引額は07年の433億元よりも131%増の999億6千万元となり、全国の社会消費品小売総額の約1%を占めた。これは中国人一人当たりが昨年、淘宝網で平均80元を消費したことに相当する。

 国内で有名なコンサルティング機関「iリサーチ」の張艶平アナリストは、「中国のオンラインショッピングは昨年、猛スピードで成長し、通年の取引額は1200億元以上にのぼっている。なかでも淘宝網がその8割を占め、トップの地位を確立している」とコメント。淘宝網側は、「999億6千万元という年間取引額は、すでに中国小売グループ大手の「上海百聯集団」を抜き、国内最大の総合ショップになった。しかも淘宝網の売上総額は「全国有数の大型小売企業」40店をあわせた額に相当する」と述べた。

 淘宝網の取引額は目を見張るものがあるが、事前に見込まれていた1000億元突破までには少し距離がある。これについて淘宝網の盧維興・広報マネージャーは、「2008年は特殊な事件が頻繁に起きて物流面が滞り、取引が成立しないケースがあったため」と説明。業界内では、少なくとも約100億の取引に影響が出たと予測されているという。

 「人民網日本語版」2009年1月14日

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