国務院新聞弁公室の記者会見が22日午前10時に行われ、国家統計局の馬建堂局長は、2008年の中国国民経済の運営状況について説明を行い、記者の質問に答えた。

初歩的な計算では、1年間の国内総生産（GDP）は30兆670億元で、前年に比べて9.0%増加し、産業別では、第1次産業の増加額が3兆4000億元で5.5%増、第2次産業の増加額は14兆6183億元で9.3%増、第三次産業の増加額は12兆487億元で9.5%増だった。

１． 農業生産は引き続き安定的な発展を維持し、食糧生産は5年連続で増産。1年間の食糧総生産量は、前年比2690万トン増の5兆2850万トンで、5.4%伸び5年連続の増産だった。

２． 工業生産の伸びは鈍化し、企業利益の伸び率も低下。一定規模以上の工業企業の増加額は前年比12.9%増で、伸び率は前年を5.6ポイント下回った。地域別では東部、中部、西部地区がそれぞれ11.6%、15.8%、15.0%増加した。

３． 投資は比較的速い伸びを維持し、投資構造に一定の改善が見られた。社会固定資産投資は、前年比25.5%増の17兆2291億元で、伸び率は前年を0.7ポイント上回った。そのうち東部、中部、西部地区の都市部への投資は、それぞれ21.3%、33.5%、26.7%増加した。

４． 国内市場の販売の伸び率は比較的に速く、都市部と農村部の消費は旺盛だった。社会消費財小売総額は、前年比21.6%増の10兆8488億元で、伸び率は前年を4.8ポイント上回った。業種別では、卸売り･小売業の消費財小売り額が9兆1199億元の21.5%増、ホテル･飲食業の消費財小売り額は1兆5404億元で24.7%増だった。