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トヨタ自動車、09年中国高級車市場が3ー5%成長と予想 |
発信時間: 2009-01-22 | チャイナネット |
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金融危機の深刻化する中、トヨタ自動車はこのほど、中国の高級車市場に対する見通しを下方修正した。トヨタ自動車(中国)は20日、中国高級車市場の09年の成長率予想を3ー5%と発表。過去数年の成長速度をはるかに下回る数字だ。「上海証券報」が伝えた。 BMWやベンツ、アウディなどの高級車が中国で現地生産化の歩みを速めている中、トヨタは高級車「レクサス」の中国での大量生産にまだ踏み切っていない。 世界金融危機の広がりを受けて、世界の高級車市場も打撃を受けている。ドイツ系の高級車はこれに対し、中国市場をさらに重視し、中国での現地生産化率を高める戦略を取っている。トヨタのレクサスの世界販売台数は08年、前年から大幅に減少し、43万5千台にとどまった。中国はレクサスの販売台数の増加率が最も高い地域の一つだが、その販売台数もアウディやBMW、ベンツには及ばない。だがトヨタはこれに対し、焦りは感じていないようだ。 トヨタ自動車(中国)の野崎松寿・執行副総経理は20日、「さまざまな要因に基づき、トヨタ自動車は目下、中国でのレクサスの大量生産を考えていない」と語った。同社の曾林堂・副総経理は、「中国高級車市場の09年の成長率は3ー5%にとどまる見込みだ。レクサスの販売台数が市場平均レベルを超えることができれば、それで十分と考えている」と述べた。 レクサスの中国現地生産化にはあまり積極的でないトヨタ自動車だが、中国でのブランドイメージ向上やディーラーネットワークの拡大には力を緩めていない。レクサスは20日、スポーツタイプのハイブリッド車「GS450s」を打ち出した。希望販売額は89万8千元。レクサスが中国市場に導入する3車種目のハイブリッド車となる。レクサスがこれまでに打ち出した2車種はエコ高級車のイメージを中国ですでに確立している。 曾副総経理によると、中国国内のレクサス取扱店は08年、38都市の45店舗に達した。レクサスは今年、ディーラーネットワークをこれまでの空白地域にも広げ、取扱店を70店舗に拡大する計画だ。 「人民網日本語版」2009年1月22日 |
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