国連工業発展機構・国際工業品仕入れ基地の関係者は22日、国際工業製品仕入れ基地が重慶に設立されたことを明らかにした。同基地は、南アジアから重慶への総額5億ドル分の仕入注文実現を目指すという。中国新聞社が伝えた。
国連工業発展機構国際工業製品仕入れ基地は、世界規模で設立された初の実体基地という。同基地は、援助貿易、技術交流、国際仕入れ、製品展示を中心とした、国連加盟国のための国際交流プラットフォームという役割を担う。
上述の基地関係者によると、同基地は完成後、仕入れ・販売双方に対し、技術、人材育成トレーニング、低金利融資、担保サービスなどのサポートを提供し、ビジネスコストを大幅に削減させる計画という。
現在建設計画中の同基地は、建設投資総額25億元、占有面積約20万平方メートル、建築総面積48万平方メートル。国際仕入れ取引エリア、ビジネスエリア、関連施設エリアの三大機能エリアが設けられる。100カ国以上の国連加盟国および約3千社の国内外仕入れ業者と企業の入居が可能で、年間取引額は1百億元に達すると見込まれる。
国連工業発展機構は、技術援助と工業協力を通じて、発展途上国および経済モデルを転換中の国家の経済・工業発展を促進することを目的として、1966年に創設された。
「人民網日本語版」2009年1月23日 |