ホーム>>経済>>視点
09年世界商品市場は大きな不確定性に直面
発信時間: 2009-01-30 | チャイナネット

中国科学院予測科学研究センターがこのほど発表した報告書「2009年中国経済の予測と展望」によると、2009年には世界の商品市場が大きな不確定性に直面することが予想されるという。

同報告によると、経済情勢が大幅に悪化すれば、商品先物取引価格がさらに大幅に下落する可能性がある。各国の市場救済策が通貨の大幅な値下がりをもたらせば、今年の商品先物取引価格は08年末時点の低い水準からさらに小幅に値下がりした後、反発するものとみられる。

また同報告によると、世界的な商品先物取引価格は今後も引き続き値下がりする可能性があり、これは中国にとってはインフレ圧力の解消につながる一方で、国内商品価格の値下げ圧力が増大し、関連産業へのダメージとなり、ひいては中国経済の安定的発展と産業の安全性確保に影響することになる。国内の先物取引市場にとっては、市場リスクの増大や取引価格のさらなる値下がりにつながり、先物取引量が減少する可能性がある。

「人民網日本語版」2009年1月30日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· IMF、09年の世界経済の成長率は戦後最悪の見通し

· 2009年中国経済10大予測(5)

· 中国CEO、今後のビジネス展開に自信

· 米経済学者、ガイトナー長官の「人民元操作」発言に反論

· 2009年中国経済10大予測(4)