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中央第1号文書が発表 農業の安定的発展に力
発信時間: 2009-02-02 | チャイナネット

2009中央第1号文書が2月1日発表された。この『中国共産党中央・国務院の2009年における農業の安定的発展の維持と農民の増収の促進に関するいくつかの意見』と題する文書では、当面、国際金融危機の拡大、世界経済の減速の中国農業と農村の発展への波及は表面化しつつあることを受け、2009年は新世紀以来中国の経済発展にとって最も困難な年、また中国農業と農村の発展の維持においても極めて困難な年になる可能性があると指摘した。

この文書は、内需の拡大において最大の潜在力は農村にあり、経済の安定的かつ比較的速い発展を実現するには、農業は下支えの役割を果たすもので、国民生活の保障と改善においても、重点と難点は農民にあると強調した。2009年において、農業と農村の安定的かつ比較的速い発展の維持を最重要課題とし、農業と農民にプラスとなる政策を一層強化し、食糧生産の安定、農民の収入増の促進などに力を入れ、引き続き経済社会の安定的な発展に強力な保障を提供するとしている。

農業支援策の面では、政府による土地譲渡収益をさらに増やし、耕地占用税の新規増加分の農業への投下比率を大幅に引き上げる。耕地占用税税率引き上げ後の収入の新規増加分をすべて農業に投下し、土地譲渡収入によって農業の土地開発と農村のインフラ整備を重点的にサポートする。これと同時に、補助金支給を一層拡大し、食糧生産農家の直接補助の支給を増やす。

そのほか、この文書には農村労働力の就業を積極的に拡大することや、農村教育の強化、農村医療改革の推進などに関するさまざまな措置も盛り込まれている。

「チャイナネット」2009年2月2日

 

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