国家エネルギー局の関連責任者は3日、今年電力工業への資金投入は5800億元に達し、原子力発電や風力発電など新エネルギーの開発利用を加速することを明らかにした。
計画によれば、今年から浙江省の三門、山東省の海陽、広東省の台山に原子力発電所の建設をスタートさせ、認可を得た新規着工規模は840万キロワットである。それと同時に、10年間をかけて甘粛省、内蒙古自治区、河北省、江蘇省などに、1000キロワット級の風力発電基地を数カ所建設することになっている。
新エネルギー源の建設に大いに力を入れると同時に大型火力発電基地の建設をも加速する。年内には内蒙古自治区や山西省の採炭と発電を一体化した発電基地の建設をスタートさせる。
国際金融危機の影響を受けて、我が国のエネルギー需要も減った。これはエネルギー構造の調整にとってはチャンスである。国は、技術が立ち遅れ、消耗が多い小型火力発電所、炭鉱、製油所の生産をストップし、その代わりに、大型エネルギーインフラ施設と大型エネルギープロジェクトの建設を急ぐことにしている。今後の3年間にそれぞれ1300万キロワット、1000万キロワット、800万キロワットの小型発電ユニットの発電を停止すると同時に、大型で高効率かつクリーンな火力発電ユニット5000万キロワットを整備する。
「チャイナネット」2009/02/05 |