ゼネラル・モーターズ(GM)のグローバル市場アナリスト、ディジョバンニ氏によると、中国は1月、月間自動車販売台数で米国を超え、世界最大の自動車市場となった。月間自動車販売台数で中国が米国を超えたのはこれが初めて。9日に開かれたGMの月例販売会議で明らかにされた。「京華時報」が伝えた。
ディジョバンニ氏によると、中国の1月の自動車販売台数は79万台に達した。米国の1月の販売台数は66万8千台で、前年同月から37%落ち込んだ。米国にとっては1963年以来、自動車販売額が最低の1月となった。
世界最大の自動車メーカー、トヨタ自動車の米国での販売台数は今年1月、前年同月比31.7%の下落となった。日産自動車とホンダの販売台数もそれぞれ29.7%と28%落ち込んだ。米国の自動車メーカーの販売不調はさらに著しく、クライスラーは54.7%、GMは48.9%、フォードは41.6%の下落となった。
国家情報センター情報資源開発部の徐長明・主任によると、中国の自動車販売は09年、米国を超えて世界一となる見通しだ。「比較的大きな政策がここ数カ月で次々と打ち出されており、今年の市況は昨年末の予想より良好となるだろう。今年の自動車販売の増加幅は4%から5%となることが予想される。そのうち乗用車は販売増加がほかより大きく、約6%となる見込みだ」。
「人民網日本語版」2009年2月10日 |