中国自動車工業協会が10日に発表した最新の月間統計によると、燃油税改革の実施や自動車購入税の半減などの好材料を受けて、国内の乗用車市場に活気が戻りつつある。なかでもクロスオーバー車の売れ行きは爆発的な増加を見せ、中国ブランドの乗用車への需要も大きく回復している。
ある自動車メーカーによると、購入奨励の政策を受けて消費者の自信は高まっており、乗用車の多くのブランドでは1月、販売台数が出荷台数を上回った。春節前に自動車を購入したいという消費者が集中したため、自動車ディーラーでは品切れが続出した。1月の販売台数がトップ10となったのは順に、凱越、悦動、チェリーQQ、エラントラ、ジェッタ、BYD-F3、サンタナ、カローラ、アコード、カムリ。そのうち6車種は排気量1600cc以下が主要の車種だ。
小排気量を主とした国産車の1月の売り上げは13万200台に達し、国産車販売台数の29.65%に達した。この販売台数は日本車を上回っている。また08年の市場シェア25.92%と比べれば、その成長率の速さがうかがえる。そのうち国産車のトップ5は順に、チェリーQQ、BYD-F3、夏利、吉利自由艦、華晨駿捷となっている。
「人民網日本語版」2009年2月11日 |