世界金融危機や航空燃料価格の大幅な値下がりを受けて、欧米系の航空会社はし烈な競争が繰り広げられる中国市場で、春の「バーゲンセール」をスタートした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
太平洋地域最大の航空会社である米ユナイテッド航空は3月に北京-ワシントン直行便の就航2周年を迎えることから、セールのスタート時から3月までの間、同航空の中国語サイトを通じて北京発ワシントン行き往復航空券を予約する場合、特別価格の4500元で購入できるサービスを始めた。
シンガポール航空はバレンタインデーを利用し、北京、上海、広州、南京の旅行会社と提携して航空券とホテルがパックになったバレンタインデー優待パックを打ち出した。目的地はシンガポール、バリ島、モルジブなどの観光地で、同航空の往復航空券とホテルがパックになっている。
アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空は、中国国内から中東の目的地へのビジネスクラスの往復航空券を7990元で売り出す。通常は2万2500元かかることを考えると破格の安さだ。また中国国内から欧州の目的地へのビジネスクラス往復航空券を1万1990元で売り出し、これも通常の3万3150元に比べて約65%の割引きとなる。
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