国家観光局によると、旅行社を通した中国人のコロンビア観光がまもなく、さらなる話し合いと覚書調印を経て可能となる。業界関係者によると、コロンビア観光の中国人への開放は、金融危機を受けた南米が中国人観光客にかける期待を示すものとなる。「北京商報」が伝えた。
コロンビアはチリ・ブラジル・ペルー・アルゼンチン・ベネズエラに続き、南米諸国のなかで中国人の観光先となった6番目の国だ。コロンビアのある旅行社によると、コロンビアの観光業はすでに米国経済衰退の影響を受けつつある。欧米からの観光客が減少するなか、中国のような新興市場はコロンビア観光業にとって魅力的なターゲットとなっている。もしも中国市場を開拓することができれば、コロンビア観光業にとっては絶好のチャンスとなる。「南米の観光ルートはまだあまり開発されておらず、中国人観光客の人数も限られている。金融危機の影響が広がるなか、現地の観光業者は中国人の訪れを心待ちにしている」。業界関係者によると、コロンビア観光が開放されれば、まずは米国など米大陸のほかの国とのセットのツアーが組まれることになる。中国国民の観光目的地はこれで137カ国・地域に達した。
「人民網日本語版」2009年2月19日