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ハリウッドにも金融危機のかげり
発信時間: 2009-02-20 | チャイナネット

 

経済の衰退はエンターテイメントにも波及しているが、ハリウッドもその例外ではない。ロイター通信によると、ロサンゼルス経済開発公社(LAEDC)は18日、08年にロサンゼルスのエンターテイメント産業に就職した人の数は07年の15万7800人から15万4000人に落ち込んだと報告。09年末には15万3600人にまで減ると予想される。

経済の悪化への対応策として、ハリウッドの映画会社は新作映画の投資に保守的な態度を見せている。ユニバーサルやワーナー・ブラザース、ディズニー、パラマウント、20世紀フォックス、ソニーは昨年10月から相次いで今年の映画撮影にかける予算を縮小し、数百から1千人規模の人員削減に乗り出す方針を発表している。

現在の米国の経済情勢がいかに深刻かは、現地時間の22日夜に開催されるアカデミー賞授賞式にも顕著にあらわれている。アカデミー賞を長年研究してきたアナリストらによると、ビッグスターが第81回アカデミー賞授賞式の赤い絨毯に登場するのは変わりないが、不景気のため一連のイベントの経費が大幅に削減されたという。

ロサンゼルスのイベントプランナーは、「従来ゴールデン・グローブ賞授賞式の期間中には10回の舞踏会が開催されるが、今年は3回だけだった。大手映画製作会社は今年大規模な人員削減に乗り出している。アカデミー賞授賞式への影響も避けられないだろう」と話す。

今回のアカデミー賞では祝賀イベントの経費が削減されたほか、ノミネート作品のプロモーションにかける費用も縮小された。アカデミー賞のアナリストを務めるトム・オニール氏は、いろいろな宣伝広告のほか、映画監督或いは俳優へのテレビインタビュー、その他のプロモーションイベントが例年よりも少ないと指摘し、「以前はアカデミー賞の最優秀作品賞を競う映画だったら1500万ドルの広告宣伝費をかけていたが、今年はわずか1000万ドルにとどまっている」と紹介する。

「人民網日本語版」2009年2月20日

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