京セラはこのほど、天津市にある太陽電池モジュールの生産拠点・「京セラ(天津)太陽エネルギー有限公司」で新工場を建設すると発表した(写真は天津開発区で行われた着工式の様子)。
京セラ社は2011年度までに、太陽電池セルの生産能力を今より倍増させて、650メガワットに引き上げる計画。今回の新工場建設はこの生産増強体制に対応したものだ。新工場は主として、アジア市場向けに太陽電池のモジュールを製造し、完工後の生産能力は現在の60メガワットより240メガワットに拡大される。
新工場の延べ床面積は2万8800平方メートル。今年4月に着工し、2010年春に竣工予定。
京セラ社は2003年、中国と日本をはじめとしたアジアでの太陽電池市場の成長を見込んで、日系企業の中で、率先して中国で太陽電池モジュールの生産拠点を作った。今、「京セラ(天津)太陽エネルギー」は日本、メキシコ、チェコでの製造拠点とともに、同社の太陽電池生産の4極体制の一端を担っている。
「中国国際放送局 日本語部」より2009年2月24日