中国のパソコンメーカー「聯想（レノボ）」は25日午前9時、中国にあるグローバル部門で450人近い人員削減を行うことを発表した。世界経済が減速する中、全体の運営効率を引き上げ、競争力を維持するための措置となる。レノボは人員削減を通じて、重複したサポートコストを減少させ、核心業務のプロセスを改善する計画だ。「北京商報」が伝えた。

「レノボは今後も、世界のトップ企業の地位を確立するために引き続き努力していく。世界経済危機に対して、我々は断固とした行動を取り、グローバル事業関連のコストを削減し、競争力の優位を維持し、効率を高めていかなければならない」。レノボグループの楊元慶CEOはこのように語る。「我々の中国業務は依然として強いが、中国にあるグローバル部門はやはり影響を受けている。リストラはとても困難な決断だが、世界経済の低迷に対して取らなければならない措置だ。今回の計画で影響を受ける従業員ひとりひとりに対しては配慮と尊重をしていくつもりだ」。

今回の計画で影響を受ける従業員とレノボとの話し合いは今週から始まり、調整作業は3月末までに完了する予定だ。

「人民網日本語版」2009年2月26日