北京税関は今後、平谷区に位置する馬坊物流パークに税関監督管理機関を設置する方針で、3日には平谷区政府と関連の協力覚書に調印した。これは北京市が海運貨物輸出入の第2ルートを開通することを意味する。「北京商報」が伝えた。
これまで北京市には朝陽区に海運貨物輸出入税関が一カ所あるだけで、首都経済が発展し、貿易往来が頻繁になるにつれて、同税関の通関業務が膨大な量になっていた。第2ルートの開通により、「一本橋」だった状況が変わり、通関業務がスムーズになるものと期待される。
北京五輪の開催期間中、馬坊は臨時の税関監督管理スポットとされ、輸出入貨物の通関手続きを担当した実績がある。馬坊の税関型物流拠点が完成すれば、天津港の埠頭や天津東疆保税港区と北京とが結ばれることになり、北京にある企業は輸出入貨物の通関ペースが早まるとともに、物流コストを引き下げることが可能になる。
「人民網日本語版」2009年3月4日