新聞出版総署によると、2008年、中国のネットゲーム出版産業は、世界金融危機が蔓延し実体経済が打撃を受け、輸出が減少する状況の中で増加していることがわかった。売上高は183億8000万元で前年比76.6%増となり、通信業、IT業に478億4000万元の収入をもたらした。収入規模は伝統的な3大娯楽産業である映画の興行収入、テレビの娯楽番組やAV製品発行による収入をはるかに上回り、中国のインターネット経済発展の牽引役となった。
発展プロセスの中で、民族オリジナルのネットゲームは4年連続で市場の主力となっており、産業のコア競争力は日ごとに増している。
新聞出版総署が実施する「中国民族ネットゲーム出版事業」の5年間で、中国のネットゲームはオリジナリティの安定した発展を遂げ、「外国ゲームの輸入代行中心」から「自主開発中心」に転換することができた。中国文化要素のあるオリジナルのネットゲームを市場の主力とし、「中国創造」は民族ネットゲーム出版産業のコア競争力となった。2008年、中国のネットゲーム開発・研究会社は131社に、専門スタッフは2万4768人に達し、自主開発によるネットゲームは286種で前年比14.4%増となった。自主開発によるネットゲームの売上高は110億1000万元で60%増となり、中国ネットゲーム市場の総収入の59.9%を占めた。中国オリジナルのネットゲームは、4年続けて市場で中心的地位を占めた。最も人気のあるネットゲーム・トップ10のうち、自主開発によるネットゲームは6つで、市場価値とユーザー数の両方において飛躍した。
|