20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が14日午後、イギリスのウェスト・サセックス州ホーシャムで閉幕した。会議は「国際経済成長の回復のために一連の対策を行い、融資を支持し、国際金融体制の改革を推進する」と共同声明を発表した。

声明は「各国は景気刺激策に対する共同歩調がとれ、雇用の創出、経済の復興まで一貫した行動を取られなければならない」と示した。また「各国の主要な任務は、銀行資産の再編、不良債権の整理などの手段で、銀行融資の正常化を早めに回復すると共に、新興国家や発展途上国を支持することだ。同時に、貿易と投資の保護主義に反対し、国際貿易の健全な発展を促進することにある」と強調した。

イギリスのダーリング財務相は会議終了後の記者会見で、「会議では、様々な成果を収めた。4月初旬に開かれるG20サミットの準備となった」と述べた。

一方、ブラジルやロシア、インド、中国の財務省は４つの主要な新興経済体として共同声明を発表した。声明は「国際間の協力を強め、新興経済体は国際機関で享受している発言権を拡大するべきだ」と示した。

「中国国際放送局　日本語部」より　2009年3月15日