TD-SCDMA技術フォーラムの王静・秘書長が12日の「2009中国通信市場年会」で明らかにしたところによると、中国移動（チャイナモバイル）はこのほど、3G（第3世代携帯電話）ユーザーを3年間で5千万人とする目標を打ち出した。「これは自信の持てる数字であり、実情に即したものだ」と王秘書長は語った。「上海証券報」が伝えた。

チャイナモバイルがTDの発展と建設を単独で請け負ったばかりの昨年中頃には、「チャイナモバイル内部ではTDユーザーを3年で1億人とする目標が立てられている」という情報が市場に出回っていた。

今回明らかとなった5000万人というチャイナモバイルのユーザー獲得目標は、中国電信（チャイナテレコム）や中国聯通（チャイナユニコム）に比べても控えめな数字だ。チャイナテレコムはすでに、3年で1億人のユーザーを獲得するとの目標を打ち出している。チャイナユニコムも、「WCDMAの世界的な優勢に見劣りしないだけの地位を3G市場に築きたい」として、市場シェア拡大に意欲を見せている。

「人民網日本語版」2009年3月16日