中国電信(チャイナテレコム)は15日上海で、国内初の第三世代(3G)移動通信規格の商用化テスト業務をスタートした。4月には全国規模で正式に業務をスタートし、業界で議論を巻き起こしていたWi-Fi携帯電話の販売も開始する予定だ。「国際金融報」が伝えた。
業界で話題になっているCDMA規格と無線LANブランドWi-Fiとの結合モデルは、中国電信の「天翼ブランド」の推進計画における中核業務の一つだ。
WiFi携帯端末は関連部門の参入許可を得られなかったため、中国電信はネットに接続できるCDMA端末にWi-Fi機能を搭載することを禁止し、これが同社の発展にとっての障害となっていた。だが上海電信の関係者が15日明らかにしたところによると、同社は4月にも3G業務を全国規模でスタートする予定で、Wi-Fi端末も市場参入の許可を得られる見込みだという。
上海電信によると、CDMA規格に基づく3Gネットワーク技術は無線ブロードバンドよりも通信速度が目立って向上しており、電波状況が安定していれば、下り通信速度が3.1Mbpsに達し、2G時代のCDMA1Xに比べて20倍のスピードアップになる。Wi-Fiを導入すれば11Mbpsから54Mbpsのブロードバンド通信が実現する。
「人民網日本語版」2009年3月16日 |