財政部が18日明らかにしたところによると、2009年の予算では、各部門の支出について引き下げ調整が行われる予定だ。中央政府の各部門に対しては、海外出張費、車両購入費、接待費などが大幅にカットされるという。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同部によると、こうした調整の狙いは「中国共産党中央弁公庁と国務院弁公庁の中国共産党政務機関の節約励行をめぐる若干の問題に関する通知」の内容を徹底実施することにある。同通知によると「2009年の各地域各部門の公務による海外出張費は直近の3年間の平均を20%下回るものとする」。また「2009年の各級党政務機関の車両購入費および運転経費は直近の3年間の平均を15%下回るものとする」。さらに「2009年の各級党政務機関の公務での接待費は2008年の金額を10%下回るものとする」という。
財政部と審計署(監査担当部門)はこのほど共同で「2009年の予算における海外出張費など3項目の経費削減に関する通知」を発表し、09年の各部門の予算における関連経費の削減や中央政府部門における3項目の経費削減規模の概算などを明らかにした。
また同通知は、中央政府の行政単位や事業機関、軍隊、武装警察、中央政府の管理する企業といった中央政府からの財政支出を受けるすべての単位が、今回の支出削減の対象となることを明らかにしている。
「人民網日本語版」2009年3月19日