中国人民銀行(中央銀行)は23日、インドネシア中央銀行と二国間の通貨スワップ協定に調印したことを明らかにした。規模は1千億元(175兆インドネシアルピー)。「国際金融報」が伝えた。
中央銀行によると、今回の協定締結の狙いは、二国間の貿易や直接投資を支援して経済成長を促すこと、金融市場の安定に向けて短期的な流動性を提供することにあるという。提携期間は3年で、双方の合意があれば延長が可能。
中央銀行は今年1月、香港の金融管理局と通貨スワップ協定に調印し、2千億元(2270億香港ドル)規模の流動性を提供した。2月にはマレーシアの中央銀行であるバンク・ヌガラ・マレーシアと800億元(400億リンギット)の通貨スワップ取引を実施。3月11日にはベラルーシの中央銀行と200億元(8兆ベラルーシ・ルーブル)の二国間通貨スワップ協定に調印した。昨年12月にも韓国の中央銀行である韓国銀行と1800億元(38兆ウォン)の二国間通貨スワップ協定に調印している。
「人民網日本語版」2009年3月24日