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中国、ワシントン金融サミットでの約束を履行
発信時間: 2009-04-02 | チャイナネット

中国はまた、地域の多国間開発機関による貿易融資の発展に向けて資金面で支援を行っている。中国は米州開発銀行(IDB)に正式に加盟した後、IDBグループ傘下のIDBに2億ドル、米州投資公社(IIC)に7500万ドル、多国間投資基金(MIF)に7500万ドルをそれぞれ融資し、中南米・カリブ地域の経済発展や貧困撲滅事業を支援するとともに、当該地域の貿易融資の発展に向けて良好な外部環境を作り出している。中央銀行の周小川行長(総裁)はこのほどIDBの50周年年次総会に出席した際、中国が引き続きIDBメンバーと手を携えて危機に対処し、中南米・カリブ地域の経済社会の発展を促進していく意向であることを改めて表明した。

これと同時に、中国は承諾した義務を一貫して真剣に履行しており、融資の増額や贈与などの方法で、これまでに累計6億5千万ドル以上の資金を複数の多国間開発機関に提供している。直接の贈与のほか、総額2400億ドルを拠出して支援先と共同でさまざまな二国間協力基金や地域協力基金を立ち上げており、当該地域の経済発展や貿易融資環境の改善を支援している。

ワシントン金融サミット以降、関連国・地域の要求に応じて、中央銀行は関連国・地域の中央銀行や通貨当局と一連の二国間通貨互換合意に相継いで調印し、地域の経済・金融の安定を共同で維持するとともに、二国間貿易・投資の発展に役立ててきた。昨年12月には中米両国政府のはらたきかけにより、第5回中米戦略経済対話の成果として、両国の輸出入銀行が総額200億ドルの貿易融資合意に調印し、その資金は両国間または新興市場や発展途上の経済体との貿易の支援に充てられている。

「人民網日本語版」2009年4月2日

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