胡主席は、国際金融危機対応のために英国側が取った積極的措置を評価・支持する中国側の立場を説明し、「今後も責任ある態度に基づき、英国を含むサミット参加者と共に、今回のサミットが積極的な成果を上げるよう努力していきたい」と語った。
胡主席はさらに、「今回の国際金融危機によって、現行の国際経済金融システムの欠点が明るみに出た。特に、経済のグローバル化の過程で累積してきたリスクや矛盾を効果的に解消することができないという欠点が際立った。国際経済金融の管理構造を改革し、世界経済の長期的かつ安定的な発展に良好な制度を保証することは国際社会の共通認識となっている。ワシントンサミットで達成された重要な共通認識をできるだけ早く実現し、公平・公正・寛容・秩序といった方向に国際金融秩序が絶え間なく発展するよう推進していかなければならない」と指摘した。
ブラウン首相は、「今回のサミットが国際社会の自信を高め、世界経済に存在する問題の解決を進め、世界経済の回復実現を促すことができることを願っている。英中両国と参加各国の共同努力の下、国際金融市場の安定化や世界経済成長の刺激、国際金融機関の改革、新興経済国と発展途上国の支援などの分野で、今回のサミットが実質的な進展を上げることができると信じている。国際通貨基金(IMF)の財源増加や資金の流動性拡大、国際金融機関の管理構造改革を、英国側は支持している」と語った。
「人民網日本語版」2009年4月2日
|