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高速鉄道が発展、進む中心的都市の一体化
発信時間: 2009-04-02 | チャイナネット

 合武旅客専用線の開通により、長江デルタ地域と中部・南部地域との最短ルートが誕生した。8組の新型高速列車で運行されるこの路線により、華東地域と中部・南部地域との距離がぐっと縮まり、漢口(武漢)-合肥間の所要時間が5時間40分、漢口-南京(江蘇省)間の所要時間が7時間56分、漢口-上海間の所要時間が4時間41分、それぞれ短縮された。

 昨年8月に、北京市と天津市とを結ぶ京津都市間鉄道が誕生して国内初の高速鉄道となり、最高時速350キロを実現した。これにより両都市間はわずか30分で結ばれるようになり、北京・天津地域の一体化がますます加速した。北京五輪の開幕に向けても良好な輸送環境を提供することになった。

 すでに運営している高速鉄道のほか、建設中の高速鉄道もあり、国内の中心的都市間の距離短縮への期待が高まっている。昨年4月に北京市と上海市を結ぶ投資総額2209億4千万元、総延長約1318キロの京滬高速鉄道の工事が全面着工し、2012年の完成が予定されている。完成すれば両都市間をわずか5時間で移動できるようになる。

 京滬高速鉄道は華北地域と華東地域を走り、それぞれの終点は環渤海経済圏および長江デルタ経済圏に通じている。北京、天津、上海の三大直轄都市と河北省、山東省、安徽省、江蘇省という、国内で経済発展が最も活発で最も潜在力を秘めた地域を経由して走る。中国の旅客輸送路線の中で、最も旅客数が多く、最も大きな成長への潜在力を備えた交通ルートだともいえる。

 広東省社会科学院地域経済競争力研究センターの丁力主任によると、高速鉄道という動脈の開通により、東部地域の優位点が中部・西部地域に波及し、中心的都市の優位点が農村地域に波及する上でプラスになるとみられる。都市間の軌道交通の連結がスピードアップすると、都市間のインフラ設備の共用や公共サービスの均質化などが進み、地域経済の一体化加速にもプラスになる見込みだ。

 このたびの運営路線の調整は旅客輸送が中心であり、中心的都市間の人の移動を促し、第三次産業の、特に生産性サービス産業の相互の浸透や拡大を促進する上でプラスになるとみられる。また都市群の間の距離がますます縮まることにより、将来的に都市群を一つの集合体とみなして社会的分業化をはかる上での良好な外部環境が創出されるといえる。

 「人民網日本語版」2009年4月2日
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