中国商務部の陳徳銘部長は2日ロンドンでの記者会見で、貿易保護主義に反対し、世界経済を共同で回復させるよう国際社会に呼びかけた。

陳徳銘部長は、その際「国際金融危機が日増しに深刻になってきたいま、人々は、保護主義に反対することの重要性と緊迫さを認識し始めた。各国は、経済回復のため経済刺激案を打ち出した重要なときに、特に保護主義に警戒しなければならない。保護主義によって我々の努力を無駄にさせてはならない」と強調した。

陳徳銘部長はまた、「貿易保護主義は、中国が実施している対外開放政策とまったく異なるものであり、中国は責任を持ち、今回サミットで収めた成果を実施し、国際貿易の発展の促進に努力していく」と語った。

陳徳銘部長はさらに次ぎの四つのことをを呼びかけた。

それは、公平かつ開放的な国際貿易市場を共同で維持すること。多角的貿易の規則の権威性と厳粛性を維持すること。ドーハラウンドプロセスを促進すること。そして中国が各国と共に貿易保護主義に反対していくということである。

「中国国際放送局　日本語部」より2009/04/05