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G20の3つの成果 世界的な多元化時代が到来 |
発信時間: 2009-04-07 | チャイナネット |
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解読: 1. IMFの融資額拡大、欧州が最大の利益を得る サミットの成果で、IMFの融資枠を7500億ドルに拡大することが最大の注目点と見られている。高海紅主任は、これはG20参加国の「危機の解決は現存のメカニズムを覆してはならず、現存のメカニズムに依存し、その役割をより発揮する」という共通認識を表していると考える。 IMFが獲得した巨額資金は最終的に東欧地区に多く利用される可能性が高く、欧州は最大の受益者となるだろう。また、国際貿易の促進や貿易融資に2500億ドルを利用し、発展途上国の輸出貿易における資金不足を補うことになる。 2. 金融の監督管理、実質的措置を提案 監督・管理の強化に関して、今回のサミットでも実質的な措置が提案された。銀行や格付け機関、ヘッジファンドに対し監督・管理を行い、タックスへイブン(租税回避地)を規制し、銀行の高級管理職の給与を制限するなどの措置が出された。中でもヘッジファンドは今回初めて管理対象となった。具体的な管理措置はさらに次段階の制定が必要となるだろうが、声明により監督・管理が重要な位置を占めた。 3. 経済刺激では米国に妥協していない 声明の中で経済刺激措置については具体的な額が提案されていない。 高海紅主任は、これには2つの原因があると指摘。一つは欧州がより大きな刺激案を出せなかったこと。もう一つは米国の妥協を意味し、世界的な協力を行うことによって金融市場に対する自信を高め、各方面にとってプラスとなる。 「チャイナネット」2009年4月7日 |
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