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中国、銀行カード総発行枚数が18億枚に 
発信時間: 2009-04-07 | チャイナネット

中国人民銀行(中央銀行)のウェブサイトが3日発表した「中国支払いシステム発展報告(2008)」によると、国民の消費における現金以外の支払い方法のうち、最もよく利用されたのは銀行カードによる支払いだった。08年末現在、銀行カードの総発行枚数は18億枚に達し、一人当たりの平均所有枚数は1.36枚、都市部の平均所有枚数は2.97枚に上った。中新網が伝えた。

同報告によると、現金以外の支払い方法がより広範囲に利用されるようになっている。08年には証書、銀行カード、為替などによる支払いの処理件数が183億2700万件に達し、支払い件数の一人当たり平均は13.8件で前年比18.1%増加した。流通現金(M0)の対国内総生産(GDP)比は年々低下し、08年は前年比0.79ポイント低下の11.31%となった。01潤オ08年には同比率が年平均0.77ポイント低下し、現金以外の支払い方法が現金での支払いに取って代わりつつあることが明らかになった。新しい支払い方法である電子マネーの利用が急速に増加していることを受けて、伝統的な証書の利用件数が年々減少しているが、小切手は引き続き最も歓迎され、最も広く利用される証書であり、08年の証書による支払件数全体に占める割合は97.5%、支払金額全体に占める割合は93.0%に達した。

また同報告によると、国民の消費における現金以外の支払い方法では銀行カードが最もよく利用されている。08年末現在、銀行カードの総発行枚数は18億枚に達し、一人当たり平均所有枚数は1.36枚で前年比19.3%、都市部の平均所有枚数は2.97枚で同17.4%、それぞれ増加した。銀行カードによる支払いが社会消費財小売総額に占める割合は24.2%で、前年比2.3ポイント上昇した。国民の間ではカード利用の意識が目立って強まり、カード消費の習慣が基本的に形成されたといえる。銀聯カードは世界の約50カ国・地域の現金自動預払機(ATM)とネットワークで結ばれ、30カ国・地域の販売時点情報管理(POS)ネットワークと提携するなどして、中国国民の海外出張や海外旅行における消費ニーズに対応するものとなっている。

「人民網日本語版」2009年4月7日

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