金融危機の影響を受けて、世界的な自動車メーカーはいずれも支出を切りつめているが、今年の「上海モーターショー」への情熱は一向に衰えを見せない。「毎日経済新聞」が伝えた。
中国国際貿易促進委員会自動車産業分会の王侠副会長が7日明らかにしたところによると、今月22日に開幕する第13回上海国際汽車工業展覧会(上海モーターショー)で、世界の自動車メーカーが世界に先駆けてお披露目する新車は、前回より5車種多い13車種に上る。また今回参加を予定するメーカーは25カ国・地域の約1500社に上り、これも前回より200社多い。こうしたことから、金融危機の影響下にあって、世界の自動車メーカーが中国市場を一層重視するようになったこと、中国市場への信頼感が一層高まったことがうかがえる。
世界に先駆けて新車が何台お披露目されるかは、モーターショーの価値をはかる重要な指標だ。今回はBMWが2車種、アウディがA3シリーズのセダン車、ポルシェが新車「パナメーラ」をそれぞれお披露目するとしている。危機に見舞われた米国三大メーカーのゼネラルモーターズ(GM)、フォード、クライスラーも参加を予定しており、GMは新しいコンセプトカー1車種を打ち出す準備を進めている。
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