初期統計によると、清明節の3連休(4-6日)期間中、京津高速鉄路(北京-天津)で天津を訪れた観光客は、10万人近くにのぼった。京津高速鉄路は昨年8月1日の開通から現在まで、延べ1000万人を超える乗客を輸送してきた。北京と天津という国際化の進む2都市の距離は高速鉄道の開通でさらに縮まり、一体化による両都市の相乗効果が際立ってきている。「住居は天津、職場は北京」というライフスタイルもすでに現実化しており、2都市をまたにかけて生活する市民もますます増えている。「新華網」が伝えた。
従来は3時間だった北京・天津間の所要時間は、高速鉄道の開通で28分に短縮された。北京と天津という都市間の移動は、まるで同一都市の内部を移動するかのように便利となった。交通条件が変化しただけではない。人やモノ、情報の流れもずっとスムーズになった。国家統計局天津調査総隊の調査によると、天津市観光産業の08年の成長に対する京津高速鉄路の貢献率は35%に達した。天津への観光客が買い物に費やす金額は、旅行費用全体の33.5%を占めるという調査もある。天津観光業を引っ張るその効果は明らかだ。「乗高鉄、遊津城(高速鉄道で天津に行こう)」といううたい文句で、天津の観光業は大きく発展しようとしている。
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