米『ニューヨーク・デイリーニューズ』は、「金融援助の真の代償」という文章を掲載した。
AIGなど金融機関の、米国を金融危機に陥れた大富豪を援助するため、高額の税金を支払わなければならないとなったら、あなたは怒るか?一生必死に働いたお金で不動産投機家の後始末をしなければならないことを知ったとき、あなたは激怒するか?今ここで中国農民のこのような気持ちを考えてみよう。どうして中国農民なのか?それは彼らが米国の人を援助しようとしているからだ。
米国の1人当たり平均年収は4万8000ドルで、経済問題を引き起こした人はこれをはるかに上回る額を稼いでいる。しかし米国には山のような債務があり、わずかな預金すらない。財政赤字補填ばかりでなく、米国の今年1年の借金は1兆3000万ドルという驚異的な数字となる。中国の1人当たり平均年収は2100ドル、貯蓄率は35%。これは、平均収入4万8000ドルの米国の人にお金を貸すため、年収2100ドルの中国の人々は倹約の日々を過ごしていることを意味する。以前、このように貧しい人が裕福な人を援助するということがあっただろうか?米国が中国に対してするように、他国からこれほどの大金を借りるということはどの国もしていない。
なぜシティグループ、AIG、ゼネラル・モーターズなどを援助するか、それは規模があまりにも巨大であるために破産してはならないからである。その他の国が米国を援助することについても同様の理由が存在する。オペックは米国に石油を販売する必要があり、中国は米国に輸出製品を販売する必要がある。米国の消費者は世界を支えており、世界は米国の消費者を支えねばならない。中国はお金があり、米国はお金を必要としている。
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