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人民元の国際化に必要な2つの「3ステップ」
発信時間: 2009-04-10 | チャイナネット

中国はこの半年間、周辺諸国・地域と6500億元におよぶ通貨交換(スワップ)協定を結び、国際貿易における人民元建て決算を試み始め、明らかに人民元の「国際化」の歩調が加速している。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

「人民元の国際化に向け、2つの『3ステップ』を進めている」。光大銀行の唐双寧・董事長は、2つの「3ステップ」という言葉を用いて人民元の国際化の道のりを描写する。第一に、地域の「3ステップ」。周辺地域で現在人民元を「硬貨」とする状況が現れており、半周辺化が実現している。将来人民元は半周辺化から本格的な周辺化へと発展し、さらには本格的な地域化および半国際化へ、最終的には真の国際化を実現していく。第二に、通貨機能の「3ステップ」。すなわち、決算通貨、投資通貨、準備通貨のことを指す。地域の「3ステップ」と足並みをそろえ、人民元が段階的に周辺諸国の貿易決算通貨から地域的な投資通貨へ、最終的に国際準備通貨となり、世界各国に受け入れられるようになる。

その一方で専門家は、人民元の国際化は加速しているものの、道のりは長く、少なくともいくつかの関門を乗り越えなければならないと指摘する。

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