09年ボアオアジアフォーラム年次総会が今月17日から19日まで、海南省・ボアオで開かれる。国務院の温家宝総理も出席し、基調講演を行う。温総理が同フォーラムに出席するのは2003年に続いて2回目となる。南国都市報が伝えた。
今年はフォーラムの設立以来、世界経済が最も衰退した1年となったが、今年の年次総会の参加者は例年よりも多く、受付はすでに終了した。参加者のリストには、各国の政治要人・元政治要人のほかに、世界的に有名な企業や学術界、メディアの代表者なども名を連ねている。
今年の年次総会のテーマは「経済危機とアジア:挑戦と展望」。参加者はこのテーマをめぐり、金融危機でアジアが直面した試練にいかに立ち向かうか、いかに金融の革新を模索するか、開放と監督・管理のバランス、09年経済情勢の展望などの問題について討論・交流を行う。
フォーラムは今年初の試みとして、新興経済体を1つの重点的な討論内容とし、新興経済体が国際金融システム改革の中でいかに役割を発揮するか、国際貿易と投資および、エネルギー・原材料の価格変動にどのように向き合っていくのかについて重点的に討論する。▽各国の企業がいかに新興市場戦略を決定するか▽中小企業による人材・融資・発展計画▽未公開株式と創業投資が新興市場をどのように見るかーーなどが討論の議題となる。
このほか、金融危機を受けて、今年のボアオフォーラムは実務的な討論と形式の簡略化を強調している。このため、今回のフォーラムではこれまで開催されてきた大規模な文芸公演や花火大会が中止される。
「人民網日本語版」 2009年4月10日 |