第6回上海教育博覧会によると、例年は3月から4月に訪れていた雇用契約のピークは、就職状況の不調で後ろにずれる可能性がある。「国際金融報」が伝えた。
上海市大卒者就業指導センターの汪歙萍・主任によると、雇用契約のピークは例年、3月と4月に訪れることが多く、「金の3月、銀の4月」と呼ばれてきた。だが今年は、金融危機の影響を受けて、企業の需要が大きく下がっている。企業の雇用人数が不足していることから、大量の大卒者が人材市場に集まっている状態だ。これを受け、大卒者の求人が難しかった業種や基層部の機関なども求人に力を入れてきている。ただ新卒者が心を切り替えて仕事を選びなおすには時間がかかると考えられることから、09年の雇用契約のピークは4月から5月に訪れると予想される。
「人民網日本語版」2009年4月13日