金融危機の激しい波は世界をのみ込み、リストラや減給のニュースは後を絶たない。就職と競争の大きな圧力の下、サバイバルのテクニックとして節約という生活態度が見直されつつある。お金を使う前に細かく計算することは消費者の共通認識となっている。「国際金融報」はこのほど、金融危機を生き延びる節約術として次の5つを挙げた。
▽節約術その一:時間をずらす
時間をずらすことは、節約の基本手段だ。細かいものでは、時間帯を考えた電力使用が挙げられる。集中的な電力使用を午後10時以降にずらして電力消費のピークを避ければ、半額サービスを受けられる。旅行消費でもこの手段を使うことができる。ゴールデンウィークに旅行に行けば、全国の観光客と重なり、時間や体力を損なう上、チケットの値段も高くつく。これでは何のために旅行に行ったのかわからない。これを解決するのはとても簡単だ。有給休暇を使って、1週間か2週間ずらせばいい。そうすれば、見られる景色もまったく違ったゆったりしたものになるだろう。
▽節約術その二:大口で購入する
個人の力は有限だが、集団の力は限りない。団体を組織しての大口購入はその典型だ。一人で値引き交渉してもたかが知れている。だが数人から数十人で交渉すれば、まったく違う結果が得られるだろう。中間の販売業者を避けてメーカーと直接交渉できることは大口購入の大きな長所だ。小さなものでは家電機材から大きなものでは自動車まで、団体で購入すれば大きな割引サービスが受けられる。
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