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「ボアオ」の意義大きい 危機後初のアジア会議に
発信時間: 2009-04-16 | チャイナネット

国際金融危機の勃発後、アジアはまだ「年会」レベルの会議を開き危機への対応を話し合うことをしておらず、今回のサミットも各界の注目を集めると言える。博鰲アジアフォーラム2009年度会議は、対策を話し合う盛大な会議となるだろう。

博鰲アジアフォーラムに詳しい中国南海研究院の朱華友副院長は、「今会議の最大の特徴は方向性がはっきりしていることだ。テーマはアジアが金融危機にどう対応するかである」と述べる。金融危機の勃発後、アジア諸国は危機対策を話し合う今回のフォーラムのようなハイレベル会議をまだ開いておらず、世界協力を話し合うG20ロンドンサミットの開催後、アジアが地域協力を話し合う最初の会議となる。議題も現在の情勢と一致するもので、アジア諸国にとって重要な意義を持つ。

「会議ではいくつかの重要な話題を取り上げる。まずは、アジアの新興経済体が国際金融体制改革の中でどのように役割を発揮し、発言権を強化するか。もう一つは、金融革新においてどのように金融監督・管理を強化するか、また金融革新の進展と金融監督・管理のバランスをどのようにとるかである。そのほかに、保護貿易主義の台頭の際、WTOの規則をどのように強化し、市場開放と公平に進めるかも議題の一つだ」と朱華友氏は述べた。

中国南海研究院研究一部の任懐鋒副部長は、今回のフォーラムは国際金融危機の影響が深刻化する状況下で開催され、重大な意義を持つと考える。今年のテーマは「経済危機とアジアーー挑戦と展望」で、議題から、主に新興経済体の角度から考える金融危機の影響と対策に重点が置かれていることがわかる。

「チャイナネット」2009年4月16日

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