第三世代移動通信規格(3G)ネットワークのビジネス利用スタートに合わせ、ますます多くの新聞社が新たなメディアプラットフォームでの陣取り合戦を始めている。2009年には携帯電話でニュースを受信する利用者が爆発的に増えて8千万件に達する見込みで、二次元メディアは引き続き新メディアによる挑戦を受けることになる。また各大手キャリアは3年連続でワイヤレス新メディア業務を最重点と位置づけている。08年末現在、全国の新聞産業(全国紙、地方紙、業界紙、地域紙を含む)は携帯電話でニュースはもとより、娯楽、スポーツ、金融・経済、旅行、健康、飲食、多言語、教育などに関する情報を配信しており、その種類は1500を超える。「国際金融報」が伝えた。
ワイヤレスメディア関連のサービスを提供する北京英泰利智科技発展有限公司の胡聡・副総経理(副社長)の試算によると、合理的で安定し、かつ整った携帯ニュースの価格チェーンが構築され、三大キャリアの業務展開の方向性が明らかになるのに伴い、09年末までに、携帯電話での新聞関連業務は2億元の規模に達する見込みだ。有料ユーザーは08年の5千万件から60%増加して8千万件に達し、引き続き新メディア消費の中心になることが予想される。
「人民網日本語版」2009年4月16日