商務部によると、家電の農村普及政策が大きな効果を上げている。同政策を通じて農村に販売された家電は第1四半期(1-3月)、270万台にのぼり、販売額は40億元に達した。3月の売り上げは特に高く、販売台数は148万5千台(前月比70%増)、販売額は22億4千万元(前月比72%増)にのぼった。
中国の農村市場は第1四半期、急速な発展を遂げ、消費成長率で農村が都市を下回っていた長年の状況を覆した。これは、農村を支える政策を長年にわたって政府が強化してきた結果だと言える。
商務部は年初以来、消費拡大を最重要任務としてきた。主要な措置としては次の4つが挙げられる。(1)農村の流通ネットワークとインフラの建設を加速する。(2)マーケティング方式を革新し、文化商品・サービス業・展示会・祝祭日などに目をつけたマーケティングを推進する。(3)輸出向けだった企業や製品を国内販売へと転換させ、国内市場を豊かにする。(4)近代ビジネスを発展させ、金融サービスを強化し、クレジット消費を拡大させ、都市耐久財消費のグレードアップとモデルチェンジを促進し、自動車消費を積極的に促進させる。
これらの措置を受け、自動車と住宅にかかわる消費は昨年末に比べて大きく回復し、第1四半期の自動車類販売額は前期比11.1%、家具類販売額は同比24.1%、建築・インテリア材類販売額は同比20.2%増加した。
「人民網日本語版」2009年4月16日