中国の温家宝総理が18日博鰲（ボアオ）アジアフォーラム2009年年次総会の開幕式で基調演説を行った。この基調演説について、ロシアのメディアは高く評価している。

ロシア・インターファクス通信社は報道の中で、「中国政府が取った経済刺激案が予期したものよりいい成果を挙げ、市場の自信回復を促した」としている。

また、ロシア通信は、「中国現在の経済情勢は予想よりよい。第1四半期GDP・国内総生産は前年同期より6.1％増えた。去年4兆元を拠出して金融危機に対応した。これら資金はインフラ分野に投入した」と報道している。

このほか、ロシアの雑誌「ファイナンス・マガジン」のホームページは18日、「中国が先に危機から脱した」という文章を載せ、温家宝総理の基調演説を評価し、「中国政府が取った経済刺激案がすでによい成果を収め、中国経済の多くの面で復活の傾向が見られた。中国経済情勢は予想よりいい」としている。

「中国国際放送局　日本語部」2009年4月20日