日中貿易のB2Bサイトを運営する「アリババ・ジャパン」は17日、「日本輸入」プロジェクトをスタートした。これにより、アリババが昨年発表したETC(中国向け輸出支援)サービスが初めて本格的に運営されることになった。このプラットフォームを通じて、中小企業または個人が日本から日本で最も流行している日本製品を輸入できる。日本市場への進出に向け、アリババ・グループはすでに2000万ドルを投入している。「信息時報」が伝えた。
国内の中小企業のうち28.6%は日本製品調達の需要があるものの、中小企業には一般的に取引先獲得や輸入権などの障害が立ちはだかり、日本からの輸入が困難な状況にある。アリババの孫副総裁は、「日本輸入」プロジェクトを通じた、中国の中小企業向けの日本製品輸入サポートは、アリババ・ジャパンの導入計画の第一歩だと紹介。アリババ・ジャパンは今後、日本市場での資源と市場の優位性を利用して、中国の中小企業向けに日本企業の技術や設計、知的財産権、人材などを導入していく考えだ。
「人民網日本語版」2009年4月21日