発改委、「上海2つのセンター建設」について見解

japanese.china.org.cn  |  2009-04-30

発改委、「上海2つのセンター建設」について見解。中国国家発展改革委員会(発改委)は29日、記者発表会を開き、「上海の近代サービス業と先進製造業の急速な発展、国際金融センターと国際水上運輸センター建設の推進についての意見」について説明を行った。3月25日の国務院常務会議で採択されてから、政府関係部門による同『意見』に関する見解表明は初めて…

タグ:発改委 上海 金融 金融危機

発信時間:2009-04-30 13:34:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国国家発展改革委員会(発改委)は29日、記者発表会を開き、「上海の近代サービス業と先進製造業の急速な発展、国際金融センターと国際水上運輸センター建設の推進についての意見」について説明を行った。3月25日の国務院常務会議で採択されてから、政府関係部門による同『意見』に関する見解表明は初めて。

国際金融危機という環境の中で、中国政府の2つのセンター建設に関する『意見』の発表は、国内外メディアの高い関心を集めており、同日の記者発表会には多くのメディア関係者が駆けつけた。

『意見』の中で、2020年までに、上海を中国の経済実力と人民元の国際地位に相応しい国際金融センターに築き上げ、水上輸送資源が高度に集中し、水上輸送サービス機能を完備、水上輸送市場環境を改善、効率の高い近代物流サービスを有し、世界水上運輸資源配置能力を持つ国際水上輸送センターにすることが明確にされた。

これについて、発改委の劉鉄男副主任は、上海の国際金融センター建設の目標を4つの面から説明した。まず、国際化程度と市場化程度の比較的高い多層的な金融市場システムを基本的に形成すること。次に、比較的強い国際競争力の金融機関体系を基本的に形成すること。さらには、部門を完備し、構造の合理的なヒューマンリソース体系を基本的に形成すること。最後に、発展ニーズと国際慣習に合う法律・法規体系を基本的に形成すること。


上海における国際水上輸送センターの建設について、劉鉄男氏は3つの要点にまとめた。1つ目は、上海を中心とし、国内のその他の港湾と合理的分担を行い、密接に協力し国際水上輸送中枢港を基本的に形成すること。2つ目は、多様な輸送手段の一体化を特徴とする近代港湾の貨物集散輸送体系を基本的に形成すること。3つ目は、良質なサービスと機能を完備した近代水上輸送サービス体系及び優良な国際水上輸送サービス環境を基本的に形成すること。

統計では、2008年の上海の証券、先物、同業間短期融資、金を含む金融市場の取引総額はすでに167兆7000億元に達し、国全体の7割以上を占めたことがわかった。一部金融商品は世界でも上位に入る。水上輸送については、貨物取扱量は5億8200万トンに達し、世界トップの座を占めており、コンテナ取扱量は2801万TEU(20フィート標準コンテナ換算)で世界2位だった。これにより、先進製造業は上海工業生産総額の6割以上を占めるようになり、ハイテク産業が同市工業生産総額に占める割合は24.8%に達した。

「チャイナネット」2009年4月30日

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