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百度、広告収入分配方式でグーグルに反撃
発信時間: 2009-05-08 | チャイナネット

 

 百度(Baidu)が現在、レコード会社と音楽検索サービスの公告収入を分配、或いは別の方法を使ってレコード会社に収益をもたらすことを検討していることが海外メディアで報じられた。

 同社の周三スポークスマンによると、多くのレコード会社と提携し、音楽検索サービスに「互恵的で、持続可能な発展」を追求する運営方式を試みている。公告収入も検討中の一策だというが、その他の詳細については明かさなかった。

 今年に入って、ライバルのグーグルが正規版音楽のダウンロードサービスを開始。百度は長年海賊版音楽のダウンロードリンクを利用者に提供し、著作権問題を主張する国内外のレコード会社の非難と批判を受けてきた。しかしその一方でこのリンクがあるからこそ利用者を引き付けていたというのも現状だ。中国市場研究集団(China Market Research Group)の調査結果によると、百度の音楽検索件数は20‐30%を占めている。

 中国ドメイン登録機関の統計資料では、昨年の中国のネット検索利用率は百度が75%、グーグルが20%だった。

 百度の李彦宏(ロビン・リー)CEOは先週アナリストとの電話会議で、百度の収益と全体の検索件数に占める音楽検索の割合はここ数年落ち込んできていると吐露。アナリストは、百度の今の目標はグーグルだと指摘する。グーグルは昨年、新たな人材募集と現地サービスの拡大を通じて百度により大きな挑戦を挑んできた。百度はこれに対する反撃が必要になっている。CCIDネットが7日掲載した。

 「人民網日本語版」2009年5月8日

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