新疆ウイグル自治区では現在、道路や鉄道の規模拡張工事が進められている。今年は空港建設も黄金期を迎える見込みで、通年で17億元が投資される計画だ。烏魯木斉(ウルムチ)に拠点空港(ハブ空港)を建設するほか、ローカル空港5カ所も建設し、空港配置のさらなる整備を進める予定という。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
「世界で最も美しい廃墟」と呼ばれる吐魯番・交河古城のかたわらで6日、ローカル空港・新疆吐魯番交河空港の建設工事がスタートした。来年5月に運営を開始する予定。今年3月以降、気候が暖かくなるのに伴い、新疆の各地では空港建設プロジェクトが相継いで着工している。
現在、伊寧(イーニン) 空港の改修・拡張工事、阿克蘇(アクス)空港のターミナルエリア改修・拡張工事が急ピッチで進められているほか、烏魯木斉国際空港のターミナルビル第3期改修拡張工事は主体部分の工事が完了して、外部の装飾や通信・気象関連設備の取り付けの段階に入っており、今年下半期には運営を開始する予定。プロジェクト完了後、烏魯木斉国際空港は西部地域の拠点空港としての機能を基本的に備え、中央アジア、西アジア、南アジアに面し、アジアと欧州とを結ぶ重要な国際拠点空港になる見込みだ。
同自治区の空港建設指揮部門によると、同自治区では今年、博楽空港新規建設プロジェクト、庫車(クチャ)空港移転プロジェクトも行われる予定だ。複数の建設プロジェクトが相継いで着工しており、同自治区の空港建設は新たなピークを迎えつつある。
同自治区は国内の省・自治区・直轄市の中で最も空港の数が多い。現在は14カ所が稼働しており、第11次五カ年計画(2006潤オ2010年)の末頃には17カ所に増える見込みだ。
「人民網日本語版」2009年5月11日 |