英紙「フィナンシャル・タイムズ」はこのほど、「金融危機によって世界の金融センターにダメージが出ているにもかかわらず、ロンドンとニューヨークは、実力の近いほかの競争相手よりも強い適応能力を見せ、世界金融センターのランキングの1位と2位を保った」とする研究結果を掲載した。香港紙「文匯報」が伝えた。
英紙の報道によると、このほど作成された「世界金融センター指数ランキング」では、ロンドンが781点でトップとなった。ニューヨークは13点差で2位につけた。以下は順に、シンガポール(687点)、香港(684点)、チューリッヒ(659点)、ジュネーブ(638点)が続いた。
金融危機で大きなダメージを受けたのが東京とシドニーだ。東京は7位から15位に、シドニーは10位から16位に後退した。カナダの2都市は対照的に順位を上げた。バンクーバーとモントリオールはともに5ランク上がり、25位と26位につけた。
上海と北京が金融危機で順位を上げることはなく、上海は1ランクダウンの35位、北京は4ランクダウンの51位だった。
「人民網日本語版」2009年5月14日 |