上海陸家嘴金融貿易区
香港『文匯報』は、全世界を取り巻いた金融危機が世界の各金融センターを苦難に陥れたと報じた。すでに率先して景気回復を見せている中国は、新国際金融秩序の確立を強く望んでいることを何度も表明している。
多くのエコノミストは、世界金融センターの構図は今回の危機後に大きく変化し、金融危機が中国にもたらした優位性により、中国の国際金融センターは急速に台頭すると考えている。経済学者の呉暁求氏は、「ニューヨーク、上海、ロンドンは新世界の3大国際金融センターとなる」と予測する。この挑戦の困難がどうであるかはさておき、上海は疑いもなく中国政府の支持の下で国際金融センターを建設する第一歩を踏み出している。
中国国務院の王岐山副総理は英『フィナンシャル・タイムズ』に掲載した文章で、次のように指摘した。「全世界は新国際金融秩序を構築し、国際通貨システムのバランスの取れた多元化を共同で提唱、推進し、国際通貨システムの安定を維持、サポートし、そして国際金融組織改革を推進し、発展途上国の代表性と発言権を高めるべきだ」。中国人民銀行の周小川総裁はG20サミットの際、新興経済体の代表として、中国は新国際金融秩序の再構築に積極的に参与すると述べた。
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